お役立ち情報

グループホームとはどんな施設?

介護施設・職場

2023年4月10日

施設の特徴や介護職員の仕事内容をご紹介

 

認知症の方が介護職員のサポートを受けながら、少人数のユニットで共同生活を送ることで認知症の進行をできるだけ遅らせ、運動機能の維持向上を図るグループホーム。
この記事では、グループホームの特徴や介護職員の仕事内容、働くメリット・デメリットなどを紹介していきます。

 

 

グループホームってどんな施設?

グループホームは、認知症の高齢者が介護職員によるサポートを受けながら、少人数で共同生活を送る住居のような施設です。
別称として「認知症対応型共同生活介護」とも呼ばれています。

 

住み慣れた地域で自立した生活を送れるよう、日常生活をサポートすることを目的としています。
利用者の能力を活かしながら身体介護を行い、可能な限り家庭に近い環境で生活する支援をしています。

 

入居者さんの居室は基本的には個室ですが、59名ほどの入居者さんが暮らすユニットごとに共同生活を送ります。
(ひとつのグループホームで、最大2ユニットまで)
他の介護施設などと比べると比較的規模が小さいため、多くのグループホームは住宅地から近い場所にあり、近隣住民と交流をしながら暮らせるという特徴があります。

 

グループホームの入居条件

グループホームには入居の基準が定められており、条件は次の通りです。

65歳以上の高齢者
・要支援2あるいは要介護15の人
・医師により認知症の診断を受けた人
・集団生活が問題なく送れる人
・施設の所在地と同一市区町村に住民票を持つ人

 

グループホームは地域密着型サービスに分類されるため、施設の所在地と同じ市区町村で暮らしている高齢者のみを入居の対象としています。

 

 

どんな職種の人が働いているの?

グループホームには介護職員だけでなく、さまざまな職種の職員が在籍しています。

・介護職員
・管理者
・計画作成担当者
・介護支援専門員(ケアマネージャー)
・サービス管理責任者

 

 

グループホームで働く介護職員の仕事内容は?

グループホームでは、入居者が生活の主体者として暮らせるよう、日常生活の中で本人ができないことをサポートするのが仕事です。
入居者と一緒に食事の準備や掃除、洗濯などを行ったり、入浴や排泄の際に介助の必要な人にはサポートをしますが、できるだけ自立を促すようにします。
就寝時には夜勤業務として夜間の見守りも行います。

 

また、身体機能の維持に繋がるリハビリを伴った体操や、認知症の進行を遅らせるための頭を使うゲームや五感を刺激するレクリエーションなども盛んに行います。

 

最近では入居者さんの平均要介護度が重度化していることや、看取りを希望する利用者家族が増えていることを背景に、看取り対応を行っているグループホームも増えてきています。

 

 

 

前のページに戻る