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自分に合った職場を見つけよう!介護施設の種類と特徴

介護施設・職場

2023年4月13日

介護職員の働く介護施設の種類とそれぞれの特徴

 

介護職が活躍する職場にはさまざま施設形態があります。
初めて介護の仕事をしてみたいと思っている方や、新しい職場に挑戦してみたいと考えている介護経験の長い方であっても、介護施設は種類が多くて違いもよく分からないという方もいるかと思います。

 

この記事では、さまざまな介護施設の種類と、施設ごとの特徴についてご紹介します。

 

 

公的施設と民間施設の違い

介護施設や老人ホームは、運営主体や目的・入居条件などによりさまざまな種類がありますが、大きく2つに分類することができます。

 

●国や地方自治体などの公的機関が運営している【公的施設】
●民間企業などが運営している【民間施設】

 

【公的施設】

公的施設は、国や地方自治体などが運営する施設であり、低料金で利用することができます。
また、介護保険制度に基づいて運営されているため、安心して利用することができます。

公的施設に該当する主な施設は、以下の4種類です。
・特別養護老人ホーム(特養)
・介護老人保健施設(老健)
・介護療養型医療施設
・介護医療院

 

【民間施設】

民間施設は、企業や医療法人などが運営する施設であり、高額な利用料金がかかる場合があります。
一方で、公的施設よりも入居待ち期間が短い場合があったり、充実した設備やサービスを提供している場合があります。

民間施設に該当する主な施設は、
・介護付き有料老人ホーム
・住宅型有料老人ホーム
・健康型有料老人ホーム
・グループホーム
・サービス付き高齢者向け住宅
などがあります。

 

施設ごとの特徴は?

介護施設は、大きく分けると「公的施設」と「民間施設」の2つに分類できますが、その中でさらに細かくサービス内容や入居条件によって種類が分かれています。

 

(公的施設)

●特別養護老人ホーム(特養)

常時介護を要としている方が入所する施設です。
原則として要介護3以上が対象。
介護職員が24時間常駐し、食事や入浴における身体介護や日常生活上の支援、機能訓練・レクリエーションなどのサービスを提供します。
長期入所もでき、見取りを実施している施設もたくさんあります。

 

●介護老人保健施設(老健)

病院と自宅の中間施設にあたります。主に利用者さんの自宅復帰を支援する施設です。
原則として65歳以上で要介護1以上が対象。
介護職員以外に医師や看護師、リハビリ専門スタッフ等も配置されているのが特徴です。
栄養管理・食事・入浴などの生活支援サービスや、医師による管理のもと、リハビリテーションや生活訓練などを提供し、機能の維持や改善を目指します。

 

●介護療養型医療施設

療養病床等のある病院または診療所といった医療法人が運営している施設です。
原則として長期療養が必要な要介護1以上が対象。
老健よりもさらに医師・看護師の配置が手厚く、医療体制が充実しているのが特徴です。
療養上の管理、看護や、医学的管理のもとで、介護や生活支援、機能訓練、ターミナルケアを提供しています。

 

●介護医療院

介護医療院は20184月に新設された介護保険施設です。
原則として長期療養が必要な要介護1以上が対象。
2024年3月末に廃止が予定されている介護療養型医療施設に代わる介護療養病床として位置付けられています。
医学的管理のもとで長期療養が必要な方を対象に、身体介助や生活支援、日常的な医学管理や看取り、ターミナルケアを提供しています。

 

 

(民間施設)

●介護付有料老人ホーム

介護付き有料老人ホームは介護15の方が対象の「介護専用型」と自立~介護5までの方が対象の「混合型」があります。
24時間体制で生活支援全般のサービスが受けられる高齢者向けの居住施設で、それぞれ入居条件が異なるため、提供しているサービスにも違いがあるのが特徴です。

 

●住宅型有料老人ホーム

介護を必要としない方から要介護の方まで、対象としています。
基本的には施設内では介護サービスは提供されていません。
介護が必要な場合、利用者さん自身の選択によって外部の介護サービス事業者を利用しながら介護サービスを受けます。
そのため、住宅型の場合には、訪問介護事業所をはじめ、デイサービスや、居宅介護支援事業所などを併設している施設もたくさんあります。

 

●健康型有料老人ホーム

自立している方、または要支援状態の高齢者が対象となります。
食事や掃除といった生活に必要なサービスを提供します。
利用者に日常生活を楽しく過ごしていただくための設備が充実していることが特徴です。
自立した生活が送れることが入居条件であるため、入所中に介護が必要な状況になった場合、退所して介護サービスが受けられる施設に移る必要があります。

 

●グループホーム

グループホームは地域密着型サービスに分類されるため、施設の所在地と同じ市区町村で暮らしている高齢者のみを入居の対象としています。
認知症の方が介護職員のサポートを受けながら、少人数のユニットで共同生活を送ることで認知症の進行をできるだけ遅らせ、運動機能の維持向上を図ります。

 

●サービス付き高齢者向け住宅

基本的に60歳以上の高齢者が単身または「配偶者・60歳以上の親族」あるいは「要介護・要支援認定を受けている親族」とともに暮らせる賃貸住宅となります。
バリアフリー構造の賃貸住宅であるのと、安否確認や生活相談といった見守りサービスの提供が義務付けられているのが大きな特徴です

 

 

まとめ

介護職が活躍する職場となる施設の種類と特徴について紹介しました。
上記以外にもまだ介護施設はありますが、今回は主な入所・入居施設について挙げてみました。

 

介護施設は施設形態ごとに提供しているサービスや特徴が違うため、介護職員の仕事内容や求められる役割、働き方も大きく異なってきます。
就職、転職を考える際は、ぜひそれぞれの違いを理解したうえで自分に合った働き方のできる施設を探してみましょう。

 

 

 

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