【履歴書】学歴・職歴、資格、志望動機などの具体的な書き方
就職・転職情報
- 2023年2月7日
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介護職の履歴書を書くにあたって、基本的な書き方と注意するポイントはこちらの記事でご紹介しました。
この記事では、「学歴・職歴欄」「資格・免許欄」「志望の動機・アピールポイント欄」「本人希望記入欄」を書く際に、具体的にはどう書けば良いのか、注意するポイントと合わせてご紹介します。
学歴・職歴欄の書き方
学歴・職歴共通の基本ルール
それぞれ一行目に中央寄せで「学歴」「職歴」と見出しを記入します。
●年号は西暦か和暦どちらかに統一します。
●学歴と職歴の間は一行空けます。
●最後の行の右下に「以上」と記入します。【記入例】
●学歴
書きはじめに関しては正式な決まりはありませんが、最終学歴の一つ前からが一般的です。
大学が最終学歴なら高等学校から、高等学校が最終学歴なら中学校から書きましょう。
学校名は正式名称で表記し、学部・学科・専攻も記入してください。●職歴
職歴は原則、これまで勤務してきたすべての施設名を正式名称で記入します。
介護施設の場合は施設名の前に「社会福祉法人〇〇会」などの運営法人名も省略せずに記入しましょう。
所属部署や担当していた業務も記入します。退職の理由は「一身上の都合により退職」「出産のため退職」「会社都合により退職」などのように簡潔に記入します。
転職回数が多い場合には、別に「職務経歴書」を作成して「詳細は職務経歴書をご参照ください」と書きます。
※ポイント
社会福祉法人などの組織は「入社、退社」ではなく「入職、退職」と記入します。
「入社」は会社に雇われることを意味するワードで、社会福祉法人などの組織の場合は使うことができません。
介護職は社会福祉法人などの組織が多いため、会社以外での勤務経験などは「入職」で統一しておくとよいでしょう。*在職中の場合の書き方
在職中の場合は職歴の最後に「現在に至る」と記入しましょう。退職日が決まっていたら、
「現在に至る(令和〇年〇月末 退職予定)」などと書きます。
職歴欄ではなく、本人希望欄に勤務開始可能日とともに記入する方法もあります。
退職予定日が決まっていなければ書く必要はありません。*派遣社員やパートの場合の書き方
派遣社員の場合には、派遣元も記入します。
パート・アルバイトの経歴は短期間であれば未記入でも構いませんが、応募先の職務内容に関係があり、アピールにつながる場合などは、パート就業であることを明記の上でその職歴も記入しましょう。資格・免許欄の書き方
【記入例】
取得している免許や資格は、取得時期の古いものから順に記入しましょう。
最後の行の右下に「以上」と記入します。資格や免許の名称は「初任者研修」などと一般的な呼び方ではなく、「介護職員初任者研修」というように正式名称で記入しましょう。
免許や資格はないものの、施設で活用できる技術などを持っている場合は「※パソコン(Word、Excel)を実務で操作可能」のように記入する方法もあります。
取得予定の資格がある場合は「現在、〇〇資格取得に向けて勉強中(令和〇年〇月に取得予定)」と記入することで採用担当者に熱意をアピールすることができるでしょう。
志望の動機 欄の書き方
【記入例】
志望の動機については、履歴書の段階で採用担当者に自身をアピールするために特に大事な欄です。
なぜこの施設を選んだか、自分のこれまでの経験やキャリアをどう活かせるか、どんなキャリアプランを描いているのかなどを盛り込んで自分の言葉で記入するようにしましょう。前職の退職理由に触れるときは、マイナスな表現にならないよう「キャリアアップ」のためといったポジティブな言葉に変えましょう。
通勤時間欄4項目の記入方法
●通勤時間
履歴書の通勤時間欄には、家を出てから会社に到着するまでの、ドアツードアの片道時間を書きましょう。徒歩や自転車、バス、電車、車など、通勤にかかるすべての時間を合計してください。
●扶養家族数
扶養家族の欄には“自身を含めずに”扶養している家族の人数を記載しましょう。
●配偶者・配偶者の扶養義務
配偶者の扶養義務欄については、家計において、自身の収入をメインに配偶者や子供を扶養している場合は「有」に丸をつけましょう。
上に該当しない場合は「無」に丸をつけます。本人希望記入欄の書き方
【記入例】
本人希望記入欄については、特に希望職種や入社希望日などがない場合は「貴社の規定に従います。」と記入するのが一般的です。
その他、事前に施設に伝えておいた方が良い事柄があれば記入しておきましょう。※2021年4月、厚生労働省が新たな履歴書の様式例を公表しました。
この様式では、性別が任意記入となっているほか、通勤時間や配偶者および扶養家族に関する記入欄が削除されています。
一連の様式変更は、応募者のプライバシーへの配慮によるものです。どの様式を使うかは任意ですが、志望の動機、特技、趣味など、企業側にアピールしたい特長を十分に記入したい場合は、新様式の履歴書を活用するとよいでしょう。
参考:新たな履歴書の様式例の作成について|厚生労働省